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2004.10.11

(LIVE)三重野瞳『我が肉人生に一片の悔いなし』(10/10夜@ell. FITS ALL)

 今日は三重野瞳さんのライブ『我が肉人生に一片の悔いなし』を見てきました。ハロプロ系以外のライブ・コンサートってかなり久しぶりなので、若干緊張でした(笑)。
 三重野さんのライブは99年春ツアーを最後に行っていなかったので実に5年ぶりとなります。今回たまたま告知を見つけたのと、会場が名古屋大須のell. FITS ALLというスタンディングでのキャパが250くらいのライブハウスで、この業界の人があまりやらない会場だったので面白そうだということで、先行発売初日にチケットを申し込んでみました。届いたチケットの整理番号は10番でなかなか期待できる番号です。

  三重野瞳さんについては→こちら(オフィシャルサイト「みだしなみ」)
  ell. FITS ALLについては→こちら(オフィシャルサイト)

 会場にはいると、キャパ250だけに会場の何所でもステージに近く、なかなか期待できそうです。客席にはテーブルと椅子も置かれていて、ライブ開始までくつろげそうです。とりあえず最前列の椅子を確保してドリンクを飲んで開始を待ちます。開始直前に客席の入り具合を数えてみるとだいたい70~80人程度(多く見ても100人はいない様子)。これはなかなか濃いライブが期待できそうで。

 ライブのタイトルが『我が肉人生に一片の悔いなし』ということで元ネタは北斗の拳かなぁと思っていたら、オープニングで千葉繁さんのナレーションが入り、三重野さんがスタッフ扮する黒王号に乗って登場。おもいっきり北斗の拳でした。そして一曲目は「Run ~今日が変わるMagic~」。いきなり縦ノリの曲で盛り上がります。
 それにしても小さめのライブハウスの最前だけあってステージの近いこと・・・。1~2メートルくらいでした。これだけ近いと気分も盛り上がります。 しばらくブランクがあるだけに曲の半分くらいは知らないものでしたが、この距離と生バンドというのもあって気分は盛り上がっていきます(いつも行くハロプロ系ライブはカラオケなので、久しぶりのバンドがいるライブでした。)。ライブ終盤では、目の前に直接マイクを向けられたり、最後にハイタッチみたいな感じで手を合わせたりと距離感を存分に楽しむことが出来ました。三重野さんもバンドメンバーも最前列の手すりに足をかけて歌ったり演奏したりしてましたし、隣の人なんてギターソロの後にギターを頭に押しつけられてました(笑)。たまにはこんなライブも良いものです。レスもらったなんてレベルじゃないですね。

 三重野さんの歌声は、独特の伸び方をする高音も健在で、以前よりも深みがある声になった気がします。今回は曲のアレンジもギターやベースを前面に押し出していて、ライブ公演を意識した作りになっていたみたいです。ちなみにバンドはボーカル(三重野)、ギター×2、ベース、キーボード、ドラムという構成でメンバーは以前のライブとはほとんど替わっていたのかなぁという印象です。

 客席は先にも書いたように70人くらいなのですがそのうち2割ほどの方は関東から来ているようでした。どの世界でも遠征組はいるものですね。
 これだけ客数が少ないと、拍手やアンコール一つとっても、自分がしないと明らかに音量が下がっているのがわかります。それだけに拍手やアンコールにも力が入ります。アンコールが形骸化しているハロプロのライブに慣れた身にはこれも新鮮でした。
 ノリについてはもうちょっと良くても良いかなぁという気がしましたが、意味のないコールが入ることもなく、みんなしっかりと歌を聴き楽しむ体制だったので、自分としてもじっくりと歌を聴くことが出来ました。PPPHも的を絞って入れている感じで良かったです。

 アンコールのラストは「瞳 Fall in Love」。この曲をライブでやる時は以前は客席もステージも黄色いぼんぼんを振るのが定番になっていたので持って行こうかとも思ったのですが、5年も前のことだしなぁと思いなおし結局持って行かなかったのですがこれは大失敗でした。イントロが始まると客席の9割くらいがぼんぼんを鞄から取り出していました。持って行けば良かった・・・。ステージ上では黒王号のしっぽとなって登場していました。

 
 というわけで大満足なライブでした。普段良く行っているハロプロ系とはかなり違っている印象で、新鮮な部分も多くありました。ライブの規模が全く違うのでこれをそのまま当てはめるのは無理がありますが、いろいろと考えさせられるライブでした。
 でも、もう少しお客さんが入っても良いような気がします。お金の計算をしてみると、赤字になっているような気がします・・・。昔はハートランドスタジオがスタンディングで満員になるくらいは入っていたのになぁ・・・。少ないからこそ濃いライブが出来るという面もあるでしょうから難しいところです。

(もし、同じ状況でダブルユーのライブをやったらめちゃくちゃ楽しい気がします。ステージからも客全員の表情が見えるような状態なので、きっとあの二人は客席を精一杯楽しませようとしてくれるでしょう。まぁ、ダブルユーで客数が100人以下っていうのは今のところないでしょうけど・・・)

 

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コメント

実は、
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に行こうと思っていたのですが、台風の影響で中止となってしまってがっかりです。

ell. FITS ALLはそれはもう、数えられないくらいいっているんですが、観客席の前後方向が短めなのがいいですよね。

ちなみに1FのElectoric Lady Landは500人くらいのキャパです。キャパの割に天井が高くて、音響的にも良い方向に働いていると思います。建物自体が頑丈(そう)なので、音に安定感があるというか、濁りが出にくいハコだと思います。

こういったライブハウスでのライブに慣れてしまうと、市民会館等のホールで観る(聴く)のは「コンサート」であって、やっぱり何か違うものだよなぁ、って思います。

音楽、っていうか演奏を観て、空間を共有するという点ではこういったライブハウスの方がいいよな、って思います。

投稿: pinewaveがらくた屋 | 2004.10.11 23:46

週末の台風は岐阜はたいしたことありませんでしたが、直撃した地方は激しかったみたいですね・・・

このくらいの規模のライブってほとんど行ったことが無かったのですが、本当に時間を共有して音楽を楽しんでるって感じがして楽しかったです。でも、ホールでやるコンサートも、小さい会場ではできない演出を凝らしたりして、ショウとして面白いと思います。
やっぱりライブとコンサートは似て非なる表現方法ですね。個人的にはどちらも好きです。


1FのElectoric Lady Landの方はまだ行ったことがないですが、いずれは行ってみたいものです。今月末に気になるライブがあるので行ってみようか検討中です。あのビル自体がライブハウスのためにたてられてますから普通のビルにあるライブハウスに比べると音響のことも考えられているんでしょうね。

投稿: T.Y@かんりにん | 2004.10.13 00:05

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