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2006.01.29

薄れゆく記憶のなかで

 私の地元、岐阜を舞台にした映画「薄れゆく記憶のなかで」のDVDを見ました。この映画は私が高校生の頃に公開され、当時地元では結構話題になっていたのですがつい見逃してしまい、その後レンタル用のVHSは発売されていたようですがレンタルショップでも見つけることができず、結局見られずじまいになっていました。ところが最近になってDVDが発売されたらしいという話を聞いたのでAmazonで探したところあっさりと見つかり、ついに購入に至りました。

 内容としては高校生の男女の話しを描いたいわゆる青春映画なのですが、DVDを再生してまず印象的なのが、ほぼ全編に渡って見覚えのある岐阜の景色の中でストーリーが展開されていくところです。しかも撮影されたのが私が高校生になる直前くらいなので、まさに自分が高校生の時の岐阜の中で高校生の物語が繰り広げられいきます。物語の中では忠節橋が一つのキーとなる場所になっているのですが、その場所は私が通学時に毎日通っていた場所なのでとても不思議な気分です。自分もまさにあの場所でまぁ、なんというか女の子との思い出というのもあったりするので、当時の様子が鮮明に思い出されてきます。

 映画の方は主演の二人が初めての役者経験ということで決して上手くはないのですが、とてもに初々しい雰囲気で、そんな様子が映画の雰囲気とマッチして良い感じです。映像は美しく、音楽もピアノ曲を中心としたBGMが印象的です。ストーリーはこれから見る方のために触れないでおきますが、最後は結構くるものがありました。監督の言葉を引用すると、「初恋は、非常に残酷だ。その思いの純粋さ故に、自分の思いを相手に押し付け、未熟さ故、相手を思いやる余裕がないことにより、相手を知らず知らずのうちに傷つけている」という感じのお話です。

 この映画は評価が分かれるような気はしますが、私としてはかなり気に入りました。こういうほろ苦いお話って結構すきです。興味がある方は是非一度見てみてください。岐阜市近郊のひとなら、映画の中の岐阜を見るだけでも楽しめますよ。
 ネット上を見ているとロケ地巡りをされているかたもいらっしゃるようですので、私も近いうちに行こうかと思います。探すまでもなく明らかな場所が多いですしね。(でも、二人がタイムカプセルを埋めた場所はどこだろう??。ここだけ謎です。)

 そういえば私の母校も撮影協力の中に名前が出ていましたが、もしかしたら映っていたのかも。もう一度探してみます。


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